クラシック初心者はとりあえずこれを聴け! エチュードOp10-4(ショパン)
筆者がクラシック初心者に、ショパンのエチュードをオススメする理由は下にあります。
7行にまとめました!
そこだけ知りたいなら、読み飛ばしてもらって構いません。
曲の印象
始まった瞬間に、高いところから落ちていくような曲ですよね?
素人の私からでも、難しそうなのがビリビリと伝わります。
タイピングでもあんなに速くは指が動かせない気がする。。
アニメでは中学生最強とされている、相座武士(あいざ たけし)が演奏します。
数年ぶりに会った主人公の有馬公生に、自分の全てをぶつけるような演奏です。
作曲家
・上京時(ウィーンだけど)の伝説
ショパンは青年時から技術の高さに定評がありました。
当時のウィーンのピアニスト達は、ピアノを叩き付けて大きな音を出し、派手に動いて演奏していました。ライブ的な楽しみ方?
一方、ワルシャワから出てきたショパンは、自然に音楽を紡ぎだす独自のスタイルで、
ウィーンの人々の考え方を覆したと考えれています。
曲
✔️ ショパンのエチュードとは?
エチュード=練習曲
ショパンは、自身が編み出したピアノ奏法を訓練するために27曲のエチュードを作りました。
しかし、当時のピアニスト達には難しすぎたようで、、
すくなくとも手近に外科医を抱えておかぬかぎりこんなものひけぬ と嘆いた人もいたとか。
✔️ ショパンのエチュードにおける10-4とは?
最も難易度の高い曲の1つ。
腕自慢のピアニストがリサイタルのアンコールでよく弾くようです。
とあるピアノ指南のサイトでは、「初心者が弾いてはいけない曲」にノミネートされていました。
なぜアニメでこの曲が選ばれたか?
なんといっても見せつけることでしょう!
相座武士にとっての有馬公生は、「楽譜を完璧に再現して演奏する天才」であり、「あこがれの男」です。
そんな公生と数年ぶりに対面し、彼は興奮せざるを得ない状態です。
2年間で俺はこれくらい成長したんだ!と見せつけたかったに違いありません。
そんな時にこの曲はうってつけです。
ショパンのエチュードの中でも最難関の曲な上に、とにかく派手。
そこに「俺を見ろ!」と念じて弾くのだから、ハンパない演奏だったことでしょう。
細かすぎる補足(筆者がショパンのエチュードをすすめる理由)
突然ですが、私はショパンのエチュードが大好きです。
クラシックにハマり始めたのは完全にショパンのエチュードが原因です!
私は音楽を聞いてる途中で止めるのが大嫌いなんです。完璧主義なんですかね?
そのため、ベートーベンの交響曲第9番に代表されるような「クラシック」は演奏時間が長いため、避けていました。
しかし、この曲に出会ってから、私のクラシックに対するイメージが変わりました。
そう。ショパンのエチュードは演奏時間が短いんです!
ほとんどが5分弱で終わり、最近のポップスと違いがありません。
これで中断の心配なく聞けることが出来る…
とはいえ、聞き所がないのかと言うと全然そんな訳でもなくて…
とにかく!
・ショパンのハイレベルな技術の「練習曲」だから、素人が聴いても楽しい。
(すごい早く弾いたりするし)
・肩肘張らずに聴ける
・中断の心配がない
以上3点がショパンのエチュードを勧めるところです。
特にこの10-4は
日本人に好かれやすい曲らしいので是非聴いてみてください。